【現代パラレル「毎日がSpecialday」設定/ユーリ22歳・エステル19歳/超掌編】
「エステル、悪い、チャンネル変えて良い?」
「はい。構いませんよ」
ユーリが来るまで何となく見ていただけですから、言ってエステルは手に持っていたリモコンを現れた青年に渡した。
短く礼を言った彼は、時計を確認してからチャンネルを変える。
「よし、間に合ったか」
「料理番組、です?」
パッと変わった画面には、エステルでも知っている有名な料理番組のタイトルが映り、おなじみのテーマ曲が流れ出す。
「そう。オレのレパートリーって言えば、大人数でも作り易い料理とかお子様向けのもん、後は酒のつまみになりそうなのに偏ってたから、こういうので新しいのを仕入れてるってわけ」
お、今日の料理はミーゴレンか、と呟きながら画面に表示された材料の一覧を真剣に見つめるユーリ。
「おいしそうです」
「だな。調味料はさすがに無いが、材料はすぐに揃いそうなもんばっかだし……、今度あんたが来る時の夕飯はこれにするか」
「ほんとです? それじゃあ、お買い物一緒に行きましょうね」
「はいよ。なら、帰ったら次の候補、メールしろよ」
「はい、ユーリ!」
*ある日の何気ない夕飯前の風景、ということで。


